01|Founder Message
デザインには未来を示す力がある。
実は僕自身のキャリアのスタートもWebデザイナーだったので、デザインには親しみがあります。
また、僕が敬愛している会社の一つである「Airbnb」を例に挙げると、CEOのブライアン・チェスキーもデザイナー出身。Airbnbはデザインドリブンな企業として知られていて、彼のデザイン思考の経営戦略こそが、Airbnbの成長を生み出したとも言われています。実際にAirbnbのオフィスを訪れた際に、彼らがさまざまな未来のプロトタイピングに取り組んでいるのを目の当たりにしたんです。
Airbnbが持つ「デザインで未来を描く力」を肌で感じたような気がしました。さらに印象的だったのは、カルチャー創りにもデザイン思考が活かされていたことです。組織づくりにおけるデザインの重要性を、会社全体が心の底から信じている。
その姿勢にはとても感銘を受けましたし、MOSHとしてもぜひ、ならいたいと思っています。
デザインの力を正しく理解していなければ、「UIの調整をしておいて」「このUIを作っておいて」といった細かな作業指示に終始してしまいがちです。デザイナーが真の価値を発揮できる環境を作るためには、経営陣が「デザインの力を信じている」姿勢を示すことがなによりも大切だと思っています。
02|Design Philosophy
MOSHでは、自分たちを表すブランドパーソナリティを言語化しており、デザインにおいてもこれをベースとして制作しています。
03|MOSHのデザイン組織について
現在MOSHは正社員で45名、業務委託メンバーも合わせると100名超の組織です。 そのなかでデザイン組織のデザイナーは、正社員が2名、業務委託が3名となっています。
04|MOSHがデザイナー / デザインに期待すること
村井 亮介/Ryosuke Murai(CTO)
Q1. クリエイティブやデザインが企業にもたらす影響について、どのように考えていますか。
僕にとってデザインは “装飾” じゃなくて “企業が何者で、どこへ向かうか” を一瞬で伝える言語だと思っています。 優れた体験はユーザーの迷いを減らし、説明をしなくても「信頼」を感じとってもらえる。結果として獲得コストは下がり、プロダクトに触れるたびに価値観が滲むので、長期的なファン化も進みます。さらにデザイン原則をチーム全体で共有できれば、議論は好みじゃなくデータと原則で進むので、意思決定が速くなります。つまりビジュアル面だけでなく、ビジネスと組織運営の両方を底上げするレバレッジだと考えています。
Q2. MOSH のクリエイティブ/デザインを今後どのようにアップデートしたいと考えていますか。
MOSH では「Creator-First」をもっと徹底して、クリエイターの物語が自然に前面に出る UI/ブランド体験に進化させたいと思っています。没頭できるミニマルな編集画面と、ゲストが迷わず購入できる導線をシームレスに切り替えられる体験を入れたいし、日本発らしい細やかな配慮を残しつつ、アクセシビリティと多言語対応を前提にしたデザインシステムも構築する。加えて、生成 AI と連携したライブプレビューやワンクリック改善提案など、AI ネイティブな体験をブランドアイデンティティに溶け込ませたいと思っています。
Q3. どのようなデザイナーと一緒に働きたいですか。
数字もストーリーも自分ごととして語れる人と一緒に働けると嬉しいです。0→1で荒削りでも仮説を走らせ、1→N ではデザインシステムでスケールを担保する “両利き” の姿勢を持ち、エンジニアやBizとペアで動きながらユーザーインタビューにも飛び込める協調性があると最高です。遊び心を忘れずに細部まで詰め切る厳格さ――この二つを行き来できる人と、一緒に MOSH の次のフェーズを創りたいと思っています。
大東 寛明/Hiroaki Ohigashi(プロダクトマネージャー)
Q1. クリエイティブやデザインが企業にもたらす影響について、どのように考えていますか。
デザインは見た目や装飾的な意味合いにとどまらず、提供する価値を形づくり、そして体験を引き上げる不可欠な営みだと考えています。 プロダクトの機能的便益を余すことなくユーザーに届け、触っていて楽しい、充実感を得られるといった情緒的な体験価値をのせて、ブランドをつくるもの。企業やプロダクトがどうありたいか・どうなっていくか、顧客にどう向き合っているかを強烈に示す真正直なもの。 AIの高度化の中で最終的にプロダクト(そして企業)が選ばれるときの、差別化ポイントになると思っています。
Q2. MOSH のクリエイティブ/デザインを今後どのようにアップデートしたいと考えていますか。
クリエイティブをアップデートして、私たちの目指す指名経済が日常化している未来に向けて、専門性や情熱をもつクリエイターや一個人をもっと力強く、そして多くの方を支援していきたい。クリエイター独自の世界観や価値が浮かび上がる、そして、ゲストに「届ける喜び」を共に感じられる体験を作っていきたい。また、一個人が挑戦していく上で悩みや不安も当然のように生まれる、どのレベルのクリエイターが取るどんな一歩でも安心して踏み出せるよう支えていきたいと考えています。
Q3. どのようなデザイナーと一緒に働きたいですか。
あらゆるタッチポイントにおけるMOSHが目指す体験を形作ることに圧倒的なこだわりとオーナーシップを持って、一緒に楽しみながらチャレンジできる方。役割を定めず、 顧客/ユーザーとの対話、事業戦略、プロダクト開発、マーケティングコミュニケーション、あらゆるシーンに関心を持って取り組みつつ、一方でデザイナーとしての矜持を持ってMOSHチームを引き上げていただける方。
05|デザイナーが今、考えていること
- なぜ、MOSHはデザインの力を信じるのか?デザイナーと代表が語り合ってみた
06|現在募集中の職種
- プロダクトデザイナー
07|Projects
MOSHがこれまで手掛けてきたプロジェクト / プロダクトの一部をご紹介します。
1. MOSH
ネットであらゆるサービスを簡単に売ることができる、ストアフロント型サービスECプラットフォーム。HP作成・オンライン予約決済・月額サブスクリプションなどの機能をスマホで利用でき、会員ページを通してデジタルコンテンツの販売なども行うことができる。2024年12月時点で登録クリエイター数は約8万人となり、ヨガ・フィットネス・美容・音楽・料理・キャリア・育児など200業種を超える方々にご利用いただいている。
2. 未来のプロトタイプ
「MOSHはこういう未来になるよね」「こうすればもっとよいインパクトを生み出せる」
経営が描くまだ抽象度の高い未来を、プロトタイプを通じて直感的に伝わりやすい形で表現。CEO/CTOが持つ構想や想い、体験をデザインの力を使って、より多くの方に届けている。
3. コーポレートロゴ兼サービスロゴのデザインをリニューアル
私たちMOSHは「CHANGE BOOSTER」である、というコンセプトをもとに、詳細なブランドパソナリティを定義。そしてパーソナリティを表現するフォント選びからこだわり、新しいロゴのデザインに落とし込んだ。
再定義したブランドコンセプトを旗印に、今後より一層クリエイターの皆様や世の中に貢献していけるプロダクトを目指して邁進していく。
4. 新鋭クリエイター発掘/応援プロジェクト「篝火」
「篝火」(かがりび)とは、才能と情熱に満ちた新鋭クリエイターたちを応援し、彼・彼女たちが持つ可能性をより大きな炎へと後押ししていくプロジェクト。さまざまな専門家やアーティスト、クリエイターたちが抱く熱意が、決して絶えることなく社会全体に広がるよう支援する。
プロジェクトの第一弾としてご支援させていただいているのは下記お二人。
- 盆栽家 佐伯 和希さん
- 現代美術作家 三澤 亮介さん


5. オフィスデザイン
4月21日より本社オフィスを移転した。新しいオフィスは旧オフィスの約2倍の広さとなり、イベントやセミナーを実施できるスペースも備えている。
6. MOSH Values
2021年9月にバリューを刷新し、バリューの背景やメッセージを元にイラスト化した。
7. ノベルティーグッズ
イベントやオフィス等で配布するためのノベルティグッズを制作。
ノベルティーグッズ制作の裏側は、下記YOUTUBE動画でも解説されている。