濱口拓巳 - Takumi Hamaguchi

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こう呼ばれています

プーロック(Puuuuulock)

職種 / 役職

事業開発・セールス

入社日

2021年4月1日

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『MOSH』の「好き」や情熱があふれる幸せな世界を世の中に広げていく。それが、僕の使命です。

「目の前にいる事業者さんのその情熱を、しっかりとカタチにしたい」

そう語るのは、MOSH一人目の社員として入社した、マーケティングチームの濱口さんです。 前職でeスポーツと出会い、その情熱に感激し、新規事業立ち上げに挑戦していた濱口さん。MOSHと関わるようになったのは、副業として動画制作の仕事を引き受けたことから。 副業として携わっていた濱口さんが社員としてMOSHに入社した理由、MOSHへ感じている魅力、今後、どんなことに挑戦していきたいのかを中心にお聞きしました。ぜひ、最後までお楽しみください。

IT業界で仕事をしたい。ネットにハマったことがきっかけで、その道を目指すことに。

― まずは、子どもの頃のお話を聞かせてください。

生まれは、大阪の箕面市という大阪の北部にある場所です。小学校6年生の時に、父が会社で使っていた余り物のPCを持って帰ってきてくれたんです。そのことがきっかけで、中学時代はネットにハマっていました。ネット上で見知らぬ人とチャットをしながら大富豪などのゲームをよくしていて、それがすごく面白かったんです。 当時の僕は、顔も名前も知らない、どこに住んでいるかもわからない相手と、一時的にせよコミュニケーションが成立している、その事実にものすごく衝撃を受けたんですよね。この時の経験がきっかけで、将来はIT系の仕事をしたいと思うようになりました。

― 中学生の時に、既に将来の目標を決めていたんですね!その後は、将来に向けてどんな道のりを歩んでいったのでしょうか?

高校は、迷った末に情報系の学校に進学しました。WebやITに関する細かな質問をひたすら2時間解いていくという筆記試験を行う、情報処理技術大会というマニアックな大会があるんですが、実はこの大阪府の大会で優勝したことがあります。全国大会にも出場していました。運が良かっただけだと思うんですけどね。

― すばらしい実績をお持ちですね。ここからは、大学時代のエピソードを教えてください。

高校卒業後は同志社大学へ進学して、情報系や統計学系のことを学んでいました。高校生の頃から習い事としてダンスをやっていたので、大学でもダンスサークルに入部して、ひたすらダンスに熱中していました。授業にはあまり精を出さなかったこともあって、大学は2年留年してしまいました。

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― そのダンスサークルが、MOSH代表の籔さんが所属していたサークルですね。

そうです!一回生の終わりに一回生が集うダンスコンテストみたいなものが毎年開催されているんですが、籔さんの代も全国優勝していて、僕らの代も全国優勝しています。そういうところで、ダンスばかりやっていました。 あとは、バイトでフレッツ光の営業もやって、最初の留年が決まった時にRettyでインターンを始めました。籔さんもちょうどRettyでインターンをしていた時です。

― 籔さんに誘われてRettyでインターンを始めたんですか?

そうではなく、たまたま同じだった感じですね。なぜインターンを始めたのかというと、留年が決まって、将来のことを考えた時に少し焦りを感じ始めたからです。今のバイトは家電量販店でネットの契約をする仕事で、自分が将来やりたいこととは程遠い。これは、ちょっとやばいなと思ったんです。それで、Webサービスに携われるインターンを始めました。

インターンは週6でやっていましたが、実は当時、週6で働いていたわりに思うような手応えが掴めないというか、大したことができていないなと感じていました。でも、「やっぱりWebサービスに携わるのは、楽しいな」という実感はとにかくあって。中学生の濱口少年が描いていた未来像通りに、ここからIT軸で就職活動を始めました。

前職で出会ったeスポーツ。プレイヤーやファンの情熱に感動し、事業立ち上げへと走り始めた。

― 就職活動の末、新卒でどちらの会社へ入社したのでしょうか?

ガラケー時代から月額の情報サイトなどのWebのコンテンツ制作を行ってきた、サイバードという会社に入社しました。僕が入社した当時は、スマホに切り替わってきた時だったので、ソーシャルゲームと月額情報サイトの二軸で動いていました。

― そこではどのような経験をしたのですか?

入社してすぐの頃は、主に新規事業の部署に所属して、コンテンツの制作から販売まで、全体のプランニングの仕事をしていました。その後は、オウンドメディアの営業、企画、ディレクションなどを経験し、月額サイトの事業責任者になりました。事業を推進させるためにチームをいかにドライブさせていくかということに注力していましたね。

― そして、その頃からeスポーツにハマり始めたというわけですね!

はい、そうです。入社して3年目くらいの時に、eスポーツの大会を初めて見て感銘を受けたんです。それまで僕もeスポーツのことはほとんど知らなかったですし、周りにもやっているという人はいなくて、そんなに盛り上がっていない印象だったんです。でも、実際に大会に行くと、すさまじい熱量を感じました。

それから気になって調べてみると、業界としてはまだまだできあがっていなかったりして、育てていく余地がかなりあることに気づいて。「ここでビジネスしたら絶対に面白いだろうな」と思ったのがきっかけで、eスポーツの事業を立ち上げたいと思うようになったんです。

― ここから、事業立ち上げに向けて走り出したということですね。

はい。メインの仕事では事業責任者になって落ち着いてきたというタイミングだったので、会社を退職するまでの2年間、企画を練って役員にプレゼンをして、という日々を繰り返しました。

何度も跳ね返されましたが、僕も諦めが悪いので、何度も役員にぶつかりに行ったんです。社内に他にそういう人はいなかったと思うので、多分「暑苦しいやつだな」と思われていたと思います(笑)。ようやく決裁が降りて、スタートさせられるタイミングが来たんですが、人事異動によって頓挫してしまいました。その後もなんとか進めようと頑張ったんですが、結局、事業を立ち上げることはできませんでした。

副業でやっているのはもったいない!そう思えたから、MOSHへ入社した。

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― ここからは、MOSHとの関わり合いについて聞いていきます。最初は、副業としてMOSHの仕事をしていたそうですね。

eスポーツの事業の企画を練っている時に、籔さん、村井さん、村山さんに事業案の壁打ちをしてもらったことがあります。MOSHと関わり始めたのも、その時ですね。

その後、前職時代から副業で動画編集をやっていたので、籔さんから「業務委託で動画編集を手伝ってくれない?」と声をかけてもらい、手伝うことになりました。当時は、広告用の動画制作をメインにやっていました。

― その頃から、MOSHへの転職を考えていたんでしょうか?

副業で仕事を手伝い始めた頃は、全く考えていませんでした。でも、2020年の12月くらいに「実際、eスポーツの事業はどうなの?」と聞かれたんです。その時ちょうど前職で事業立ち上げが頓挫して「やれることはやったけど、もう無理だな」と思っていたタイミングだったんです。

そんな話をしていると「じゃあうちでやろう!」と、籔さんが言ってくれました。「MOSHを通じてeスポーツの発展に貢献する、そこに情熱を注いでいる個人を支えていく」というビジョンを共に描いてくれて。よくよく考えた末に、入社することを決めました。

― 籔さんからの後押しがあったとはいえ、5年勤めた会社を辞めてスタートアップに転職することに対して、迷いはあったと思います。決め手は、何でしたか?

ぶっちゃけ悩みましたね(笑)。最終的に決めた理由は二つあって、一つはeスポーツ。もう一つは、『MOSH』というプロダクトです。

一つ目のeスポーツのことで言うと、2年間前職で事業化を進めていた中で、社内でたくさんの人と話をしました。その中の誰よりも、籔さんはeスポーツの可能性と僕自身を信じてくれたんです。誰よりも真剣に、親身に、時にはストレートな言葉をぶつけてくれて、僕と向き合ってくれました。そういったコミュニケーションを通じて、eスポーツ領域に挑戦するなら「MOSHでやりたい」と思いました。

― 『MOSH』というプロダクトも決め手の一つということですが、そこについても教えてください。

『MOSH』というプロダクトと、仕事の面白さに惹かれたからです。副業で入っている段階で、シンプルにMOSHでの仕事が楽しかったんです。セールスで事業者さんと関わりを持つ度に「この事業者さんたちって、仕事していて幸せなんだろうな」と感じたんですよね。

知り合いの中には「極力仕事はしたくない」という人もいるんです。僕は仕事が好きなので結構働く方だと思うんですが、「なんでそんなに仕事するの?」と言われることもあります。僕からしたら「やりたくないことに、どうして1日8時間も時間使っているの?」みたいな感覚なんですけどね。

一方で、MOSHの事業者さんをみていると、みなさん本当にやりたいことをやっている。もちろん、好きなことをやっているから、語る口調もとてもいきいきしていて。そういう人たちと触れ合っているうちに、この世界を広げていくことは、多分世の中にとってめちゃくちゃ幸せなことだなと思ったんです。そういう世界を作れるなら作っていきたいなと。これが、『MOSH』というプロダクトに感じた魅力です。

― その他に、MOSHで働きたいと思ったポイントがなどありましたら、教えてください。

月並みな回答かもしれませんが、MOSHの今のフェーズ感は僕にとってとても魅力的だったんですよね。前職では250名くらいいる会社で、組織の仕組み上、意思決定においてどうしてもスピード感が欠けてしまいます。物販一個をやるだけで稟議を2、3個通さないといけなくて、そういういろいろな障壁があることに時にストレスを感じていたんです。

「自分で頑張ってスピード出しとけばいいや」と思っていたんですけど、MOSHに入った時に「そもそもスピードを出せる環境に身を置くって、めちゃくちゃ大事だぞ」と思って、そういう環境も決め手の一つになりました。

― スタートアップならではの環境に魅力を感じたということですか?

スタートアップだからというわけではなく、藪さんを始めとしたMOSHの役員の考え方、ですかね。

前職で事業立案する時は、事業計画もかなり細かく作り込んだものを出して、それに対してのイエスかノーが返ってくる、という感じでした。それと同じものを籔さんに見せたら「これはやらないとわからないから。これ以上は絶対詰まらないよ」みたいなフィードバックを受けたんです。「とりあえず、ちょっとでも実際に世の中に出してみないとこれ以上は掴めないよ」って。その感覚って、事業を立ち上げてきた人でないとわからない感覚だと思っていて、そういったスタンスの中で働くことができる環境が新鮮だったんですよね。

正直な話、時間のコントロールだけ間違わなければ、副業のままでも仕事はできていたんだと思います。ただ、僕にとって、MOSHでの仕事がすごく楽しかったんです。それを省みた時に、「副業でやっているのがもったいない」という結論に至りました。

『MOSH』が社会のインフラとなる日を目指して。

― 実際に社員として入社して、現在はどんな業務を担当していますか?

セールスをやりつつ、メインはマーケティングを担当しています。マーケのチームでは、施策立案から実行部分のディレクションまでを担当しています。マーケチームはチャネル毎に専門性を持ったメンバーが集まっていて、企画はもちろんですが、チーム全体が円滑に回っていくよう連携のハブになっています。

最近では、これまでMOSHが行ってこなかったウェビナーなどの新しい施策に挑戦しているところです。

― 最後に、MOSHで挑戦したいこと、今後の目標を教えてください。

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MOSHでやりたいことは二つあります。

一つ目は、eスポーツ領域で成果を出し、業界の発展に貢献することです。Eスポーツのプレイヤーのほとんどは、選手活動以外はYouTubeで稼ぐことしか選択肢がない人もいるのが現状です。でも、『MOSH』を使っている各業界のさまざまな事業者さんをみていると、自分のスキルを活かして多様な収入の得方を実現しています。そういった可能性をeスポーツ業界でも展開することができれば、ゲームが大好きな子どもにその道でプロを目指せるといった夢を、見せることができるんじゃないかと。それが僕のチャレンジで、そういう世界をMOSHで築いていけると良いなと思っています。

二つ目は、単純に『MOSH』というプロダクトをより多くの人に使ってもらい、一人でも多くの事業者さんのサポートをしていきたいなと。目の前にいる事業者さんのその情熱を、しっかりとかたちにしていきたいです。そして、簡単にスマホでサイトを作れて、お客さんの感想も溜まって、シンプルにレッスンを開催できるというような『MOSH』のユニークさを、世の中にもっともっと広めていきたい。僕の中では「なんで使わないんだろう?」くらいの感覚なので。

使ってもらうためには、まずはサービスを認識してもらう。そして「使いたい!」と思ってもらうことが必要なので、目先はそういった認知拡大に尽力し、一つの目標である「社会のインフラとなれるサービス」を本気で実現しにいきたいと思っています。