入口 瞬 - Shun Irikuchi

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こう呼ばれています

瞬さん

職種 / 役職

広報・PR

入社日

2022年9月1日

SNS

「MOSHの話を聞いてシンプルにワクワクしちゃったんです」

新卒から10年勤めた会社から、MOSHの仲間になってくださったしゅんさん。これまでの人生とMOSHでの新しい挑戦についてお話しを聞いていきます。

ー しゅんさんよろしくお願いします!まずはしゅんさんのこれまでの人生についてお伺いさせてください。

出身は石川県の金沢市で、高校までの18年間を家族と過ごしました。その後、浪人/大学とを京都で、就職で東京へ。そこから一時期転勤で4年間京都にいた時期もありましたが、また東京に戻ってきて今に至ります。

妻も実は石川出身かつ学生時代を京都で過ごした人でして、今は2人で東京に出てきたような感じです。石川も京都も東京も大好きです!

金沢LOVEな気持ちが溢れ、いしかわ観光特使に。なんとお兄さんも観光特使とのこと!
金沢LOVEな気持ちが溢れ、いしかわ観光特使に。なんとお兄さんも観光特使とのこと!
七五三でお兄さんと。二人兄弟、今も昔も仲良し。
七五三でお兄さんと。二人兄弟、今も昔も仲良し。

ー 今のしゅんさんのベースとなる性格が形成されたのは、どちらにいた頃ですか?

いつでしょうねー。中学生の頃までは、特に悩みもなく、勉強も部活も友人関係も恋愛も何でもうまくいったというか…!恐らく親が望むような息子だったんじゃないかな?と思ってはいて、特に荒れてもなく、自分自身に自信もありました。これに関しては歳を取れば取る程、親の教育のおかげだと心から感謝してます。しかし、高校進学とともに早々に挫折しちゃったんですよね。

県内屈指・偏差値70の高校に入れたのですが、そこではお勉強はド底辺でして。「え、全然勉強ついていけん!テストやばあああ。中学の自分はあんなにやれたのに…。」と。「けど、俺はやればできる」という薄っぺらい自信に甘え、特に努力もせずしばらく過ごしていくと、既に取り返しのつかないレベルまで学力が低下していました。周りは、勉強にも部活にも精を出す同級生ばかり、本当に眩しくてキラキラしてて。それに比べ自分は勉強もできない、部活動もすぐ辞めてしまった、「自分の取り柄って?自分が打ち込めるものって?」自己肯定感がほぼゼロになった時代だったので、人生初めての挫折はきっとこの時期です。

一方で、「自分を変えたい」というハングリーな気持ちが芽生えたのもこの時期で、今の人格形成に繋がっているとも感じています。当時、なんでも良いから大きなことに挑戦し自分を変えたい!と意気込み、生徒会長になりました。そこでの経験で得れた小さな成功体験を、次は勉強というフィールドでリベンジすべく大学受験の結果へと繋げたかったのですが。それなりに自分を追い込み、努力したつもりではありましたが、結果は惨敗でした。

1浪しても結果的には第一志望の大学には行けず、京都の私立大学に入学しました。ベースが挫折からのスタートだったので、入学当初から「大学時代で借りは返す」と熱い気持ちを抱いていたのを今でも覚えています。自分はこんなもんじゃない、動けばきっと人生を変えていける、人生はきっと想像以上におもしろい、いまに見とけ!という感じで、大学の4年間が始まり、その想いを絶やさずに卒業まで突っ走った記憶です。ノリが若く、恥ずかしさもありますが、確かに人生の青春をぎゅっと詰め込めた感覚はあります(笑)。

実は大学時代にMOSH CEOの籔さんとは出会ってるんです。

ー えっ、そうだったんですか!

大学時代のストリートダンスサークルが一緒でした。僕の方が学年は1つ先輩になっちゃうんですが。

ただ、出会いはサークルではあるものの、当時からかーくん(籔さん)は事業やサービスに興味があって。サークルの先輩後輩の関係という訳ではなく、ダンス以外の領域で互いの根底にある「凄いことやってやる」という情熱や志を共有していた同志/仲間というニュアンスが近かったかもしれません。

大学時代のダンスチーム。右下が瞬さん!
大学時代のダンスチーム。右下が瞬さん!

ー 籔さんは学生時代にも今とは違うビジネスをされていましたもんね。しゅんさんも何か事業をされていたんですか?

僕は特にビジネスや商売を学生時代にやっていた訳ではないです。多くの人に出会い、様々な景色を見て、そこで感じたことを言語化するということをひたすらやっていました。ヒッチハイクで1人旅に出て1ヶ月半家に帰らず日本1.5周したりもしてました(笑)。当時、自分の活動をブログで発信していて、小さなカテゴリでしたが大学生ブログ1位、1日に数万PVみたいな時代もありました。自身をより成長させるために新たな挑戦をし、そこで考えたことや感じたことを文字として綴り続け、掲げた志を絶やさないようにしていました。自分が紡ぐ言葉で、人の心を動かせるのか?感動をお裾分けできるのか?日々、検証してたように思います。それ以上に純粋な想いとして、1度きりの学生時代、最高の物語つくってみせるぞ、1分1秒無駄にしないぞ、そんな気持ちで当時はかなり意識高めだったと思います(笑)。

そんな僕を、かーくんは応援してくれていたと感じますし、僕は僕で彼の事業への想いを応援していました。お互い分野は違えど掲げた目標に果敢に挑戦していく意識の部分というか、心の部分で繋がっていたんじゃないかなと思っています。今はもちろんですが、昔からリスペクトしてましたしね、彼のこと。ずっーと。

ヒッチハイクは200台くらい乗せてもらったとか。ガラケー(笑)
ヒッチハイクは200台くらい乗せてもらったとか。ガラケー(笑)

ー なるほど。そんな繋がりがあったんですね!

僕が大学4年の時に学内の志コンテストというプレゼンのコンペのようなものがあったのですが、応募するには推薦文が必要でした。それを当時3年生だったかーくんに書いて貰ったんです。本人も覚えていないかもですし、僕もすっかり忘れていたのですが、こないだ急に思い出し昔のPCを広げたら当時のドキュメントがまだ残っていて。「しゅんさんはこんな人で、彼の夢の実現を僕は応援してます」という内容のテキストでした。めちゃくちゃエモいなってきゅんとしちゃいました。

当時から似たような志や野望があるというだけでなく、信頼し合っていたと思うし、少なくとも僕は彼に対してのリスペクトと応援の気持ちはその頃から今もずっと根底にあります。こんなこと言いつつも、僕の片想いだったら寂しいですが(笑)。

ー 東京にきてからも頻繁に連絡を取ったりしていたんですか?

個別で連絡はほぼ取ってなくて、SNSの投稿にコメントするくらいの距離感ですかね?(笑) 社会人になってプライベートでご飯に行ったのは、数年に一度くらいの頻度だったと思います。

そういえば仕事関連で言うと、僕が前職のVOYAGE GROUPで採用担当をやっていた時代、かーくんがRettyの採用領域も担っており、2社合同で学生に向けたコラボイベントを実施したこともありました。めちゃくちゃ懐かしいです。

籔さんがRetty時代だった頃、瞬さんはVOYAGEの人事だったそう。
籔さんがRetty時代だった頃、瞬さんはVOYAGEの人事だったそう。
愛する自社を熱くプレゼンする採用フロントの仕事は、まさに天職でした。
愛する自社を熱くプレゼンする採用フロントの仕事は、まさに天職でした。

ー なるほど、ありがとうございます。新卒で入社されたのがVOYAGEですか?

そうです。新卒で入ったVOYAGE GROUP(現CARTA HOLDINGS)に10年とちょっと在籍していました。まだ未上場で正社員が200人いかないくらい?の時に入社し、そこからマザーズ上場、東証一部鞍替えと会社がどんどん成長して行き、CCI社と経営統合したことで1000人を超える規模感になるまでを一社員として過ごしてきました。

メディアの事業部でのセールス2年半+人事の新卒採用を2年半+HR系の事業部で5年半と担当してきました。

新卒同期26人の中でも、同じ部署配属だった戦友の二人と。
新卒同期26人の中でも、同じ部署配属だった戦友の二人と。
HR事業部(サポーターズ社)では4年間京都支社長として切り盛りされていました。
HR事業部(サポーターズ社)では4年間京都支社長として切り盛りされていました。

ー 10年は長いですよね。そこからMOSHへ入ったきっかけはやっぱり籔さんだったんですか?

そうですね、3月にかーくんと数年ぶりにご飯にいったんです。お互いの近況報告の場ではあったのですが、彼からMOSHの現状と今後の展望を聞いてシンプルにワクワクしちゃったし、ロマンを感じちゃったんです。

当時働いていた会社や仕事に不満があった訳ではなく、もちろん転職を視野に入れていた訳でもなかったのですが、もっとMOSHのことを知りたいと感情が昂ったことは覚えていて、気づけばその日のうちに人事の外川さんを繋いで貰っていました。

そこからはゆっくりとではありますが、社員さんたちとカジュアル面談をさせていただき、5月に自分の意思でMOSHの選考を受けさせて欲しいと連絡しました。面接数回と課題提出をした後、6月にオファーをいただいたという流れです。

ー なんと!すごいスピード感!

実は僕、6月に第一子が生まれたんです。そのタイミングで、新卒で入り10年務めた会社を辞めスタートアップのMOSHに行くという意思決定をしました。迷いはあったか?と聞かれると、正直なかったです。一般論よりも、僕の中でのロマンが勝っちゃってて。けどそれは間違いなく、かーくんへの信頼がベースにあったのかなと思います。

ー 奥様は今回の転職については特に反対されたりはしなかったですか?

そうですね、奥さんにはかーくんと再会した数日後の段階で「実はスタートアップの会社をやっている友人と久々に会ってきて、めちゃくちゃおもしろそうで…!」という話はすぐに報告したんです。奥さんの感情として不安は勿論あったと思うのですが、大きな反対はなく。めちゃくちゃ収入が減ってしまうケースであればNGだったとは思います。が、それ以上に旦那がより一層ワクワクしながら熱く仕事に打ち込めるのであれば、より柔軟な働き方ができ得る可能性があるのであれば、というポジティブな側面への期待を信じて「応援するよ」という感じでした。

当時、既に奥さんのお腹に赤ちゃんがいたので、転職するとなると出産の時期が重なるだろうことも理解した上で応援してくれたこと、本当に感謝しています。

これは余談ですが、MOSHからのオファーをいただいたのその日は、子どもが生まれた日だったんですよね。MOSH側の粋な演出だと分かってはいるものの、二重の意味で人生が大きく変わるめでたい日になったこのエモさはやばいですね(笑)。

ー スムーズに理解を得ることができたんですね!

家族に関しては、そうでした。一方で、大変だったというか頭を抱え悩んだのは”前職にどう退職意向を切り出すか”でした。新卒で入った会社でしたし、10年以上勤めた会社でした。どのタイミングで、どんな顔して、どの順番で、どう伝えようか、めちゃくちゃ悩みました。会社と会社のみんなのことが本当に好きだったので。

僕、元々人事だったということもありますが、会社への帰属意識はかなり強い方で、所属していた部署のみんなとも関係は良好だったと思ってはいるので、なおさら「まさか、瞬が退職!?」という感じでびっくりさせちゃうことにはなりました。。。

ー どんな風に切り出したんですか?

結論から伝えました。やはり凄くびっくりはされましたし、迷惑はかけてしまったと感じています。子供が生まれたばかりだったこともあり、それであれば今の会社で引き続きみんなで頑張っていった方がいいんじゃないか?、プロパー新卒だからこそ積み上げてきたものを手放すのは勿体無いんじゃないか?、と色んな切り口で引き止めていただけたことは、純粋に嬉しかったです。しかし、最終的にはそこまでの強い意志と覚悟があるのであれば「応援する」と、背中を押して貰いました。

自分としては会社を辞めるという意思決定をしたものの、前職での10年と前職そのものに誇りを感じており、いつかまた必ず一緒に仕事がしたいと考えています。MOSHと何かしらの取り組みができるようにMOSHを大きく成長させていかねばと思っています。様々な人に出会い、様々な経験をさせて貰った前職には、やっぱり感謝しかないです。

MOSHに入社してみて

CEOの籔から話を聞いて入社を決めたしゅんさん。今MOSHでどんなことをしていて、これから何に挑戦していくのかお伺いしてみました。

ー MOSHに入ってみて実際どうですか?想像と違う部分などはありましたか?

印象は変わらず、ギャップなし、期待通り、でした。想像していた通りのマインドを持った人達で、大人な立ち振る舞いのできる方々が揃っていました。自分の性格や年齢的にも、超カルチャーフィットしていると感じています。相手の状況や気持ちを汲み配慮し、手を差し伸べられる人ばかりだったこと、また今のこのMOSHのフェーズであったりMOSHのプロダクトや創ろうとしている世界観に共感し信じているメンバーが集まっているので、そんな熱い想いを持っている人達と一緒に働けるのは非常に楽しみですし、1日も早く戦力にならなきゃとも強く思っています。

ー MOSHでは今どんな業務を担当されているんですか?

クリエイター獲得がメインポジションで、一部カスタマーサクセスも担っています。

入社後数日は、定例会議に参加しても議論についていけなくて焦りました(笑)。現在もまだまだキャッチアップ中ではあるものの、みんなのフォローのおかげでかなり理解や解像度も高まってきましたし、実際に会社の未来と自分が取るべき動きのイメージが湧き始め、今は現場に出始めたところです。入社前に想定していた業務と齟齬はなく、「情熱を持ったクリエイターの人達に価値を届け、共に価値を創り、社会へとそれを届けていく」、これから非常に尊い仕事ができることが嬉しいです。

ー なるほど、ありがとうございます。今後MOSHで挑戦したいことを教えてください!

CEO籔さんと久々に再会しMOSHの話を聞いた夜
CEO籔さんと久々に再会しMOSHの話を聞いた夜

素敵なクリエイターさん達の情熱が、MOSHを使うことでより尊いものになっていって欲しいと純粋に思っていますし、その熱量やパワーはこの社会を間違えなくより良いものにしていけると信じています。MOSH発の新たなムーブメントや文化を創っていけるとも思っています。

また、良い意味で会社規模がまだまだ小さいので、特に人事でなくとも採用活動や組織づくり、企業カルチャーの醸成などにも積極的に携われると感じています。極端な話、MOSH全員が採用担当!ぐらいの気概で仲間集めはしていけそうですし、集った仲間達とどう事業と組織を創って行くのか、MOSHらしい働き方も含め、あーだこーだ建設的な議論をしながらスタートアップ企業そのものを楽しみたいです。みんなが最大限に誇りを持って仕事に取り組んでいる素晴らしい会社にしていけるよう、しっかりと寄与していきたいと思っています。

ー 心強いです!しゅんさんありがとうございました!!